高校1年のカナダ留学日記

高校生からの視点で気になったことや新たな気づき等をマイペースに載せてます!

カナダ留学 「移民の国カナダ」で疑問に思った、差別ってなんだろ?

みなさんこんにちは! カナダへ留学中の権蔵(ごんぞう)です。

 

 

どうやらコロナウイルスが中国だけでなく、日本でも猛威を振るってるみたいですね。

 

 カナダに留学してから日本のニュースを見る機会がなく、全く情報が入ってきませんが、コロナウイルスについては、現地の友達やホストファミリー からよく耳にします。

 

「コロナウイルス流行ってるけど、日本大丈夫??」とか、「日本で何人発症したらしいよ」とか。

 

みなさんも体調管理には気をつけて、日々生活を心がけてください!

 

 

 

突然ですが、みなさんは「差別」の定義はなんだと思いますか?

 

 

僕は留学前、肌の色や文化で人を区別すること

 

だと思っていました。

 

差別については、「特定の集団や属性に属する個人に対して特別な扱いをすること」と定義づけされています。

 

なんとなく僕の考えていた差別の定義と似ていますね。

 

 

日本人はほとんどが黄色人種で海に囲まれる島国なので、日本に住んでいれば差別に会うことなんてないし、考えるきっかけすらありません。

 

このことから留学前は、黒人、白人など区別することは差別だと思っていました。

 

 

 

ある日学校でこんなことがありました。

 

カフェテリアで友達とご飯を食べているとき、友達(ライダー)から「一緒に食べてるやつで名前知らないやついる?」みたいなことを聞かれました。

黒人の子の名前だけがわからず、あの子!って言いたかったけど、なんて言っていいかわからずちょっと悩んだ末黒人の子はAirPodsをしていたので「AirPodsしている子だけ分かんない」と答えました。

するとライダーは、指差して「Black?」って聞いてきました。

めちゃめちゃ差別するやんって思いながら、「Yes」って答えてその黒人の子の名前を教えてもらいました。

 

 

こうして僕はカナダに留学して初めて英語で、白人をWhite

                                                   黒人をBlack

                                                    インド系をBrown

と呼ぶことを初めて知りました。

 

現地では当たり前のように使われる言葉を僕はタブーであると勝手に思い込んでいました。

 

留学前、どっから耳にしたのか覚えてませんが差別用語を使ったら逮捕される的な話を何回か聞いたことがあり、留学前から肌の色についてタブー視していました。

 

 

そして、

 

バングラデッシュ人のホームステイ先にお世話になってる僕は先日、ホームパーティーが行われました。招待したのはみんなバングラデッシュの家族で総勢40人くらいが集まりめちゃめちゃ賑わいました。

 

このバングラオンリーのパーティーは僕が来る前から結構な頻度、それこそ週に一回のペースで行われていたみたいです。

 

このパーティーを僕より一個下のホストブラザーshinjan(しんちゃんって呼んでる)とホストファザーは通称「ブラウン・パーティー」と呼んでいます。

 

しかしホストマザーだけはパーティーを「ブラウン・パーティー」と呼ぶことをあまり好んでないようで、ホストブラザーのしんちゃんがこの言葉を発した時バングラ語?でなんんか言ってました。

僕はバングラ語?が分かんないので何言ってるかわからなかったけど、険しい顔をしていて声も大きかったので怒っていたということだけはわかりました。

 

この時の僕の心境は、(え、インド系はBrownって言うんじゃないの?やっぱり差別用語だったの?)みたいな感じでした。

 

あの「ブラウン・パーティー事件」から結構な時間が過ぎた今でもどうしてあの時ホストマザーは怒ったのかわかってません。知りたくてもなんか聞きづらい内容だからです。

 

肌が褐色なことを気にしている?

 

それとも逆に褐色であることを誇りに思っている?

 

そもそも人を肌の色で区別されるのが嫌い?

 

 

真相はわかりませんが、「ブラウン・パーティー事件」は少なからず日本にいては決して出会うことのなかった「問い」を僕に与えてくれました。

 

1年間の留学中、なぜホストマザーはあの時怒ったのか?

 

そして差別とはなんなのかという大きな問いの答えを見つけられたらなと思います。

 

 

 

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